🧯 乙4 性質・消火の要点まとめ
本試験は10問。6割(6問)以上で合格ライン。物質ごとの「例外」がよく問われます。
第4類に共通する性質
- 引火性の液体。蒸気は空気より重く、低い所にたまる。
- 多くは水より軽く、水に溶けない(例外:二硫化炭素は水より重い、アルコールやアセトンは水に溶ける)。
- 電気を通しにくく、静電気がたまりやすい。
主な物質
| 物質 | 品名 | 引火点 | 水溶性 | 覚えどころ |
|---|---|---|---|---|
| ジエチルエーテル | 特殊引火物 | 約−45℃ | 少し | 日光・空気で爆発性の過酸化物 |
| 二硫化炭素 | 特殊引火物 | −30℃以下 | × | 発火点約90℃。水より重く水中で保存 |
| アセトアルデヒド | 特殊引火物 | 約−39℃ | ○ | 沸点約20℃。銅・銀を避け不活性ガス封入 |
| ガソリン | 第1石油類 | −40℃以下 | × | オレンジ色。発火点約300℃。蒸気比重3〜4 |
| ベンゼン | 第1石油類 | 約−11℃ | × | 毒性が強い。冬は固まる |
| トルエン | 第1石油類 | 約4℃ | × | ベンゼンより毒性は弱い |
| アセトン | 第1石油類 | 約−20℃ | ○ | 水溶性(指定数量400L) |
| メタノール | アルコール類 | 約11℃ | ○ | 毒性あり。炎が見えにくい |
| エタノール | アルコール類 | 約13℃ | ○ | 常温で引火する |
| 灯油 | 第2石油類 | 40℃以上 | × | 発火点約220℃。霧状・布にしみると危険 |
| 軽油 | 第2石油類 | 45℃以上 | × | ディーゼル燃料 |
| 酢酸 | 第2石油類 | 約39℃ | ○ | 約17℃で凍る。腐食性 |
| 重油 | 第3石油類 | 60〜150℃ | × | 加熱すると危険。燃えると二酸化硫黄 |
| グリセリン | 第3石油類 | 約200℃弱 | ○ | 水溶性の第3石油類 |
引火点の数値は代表値です。試験では「どちらが低いか」「何℃以上か」の比較で問われることが多いです。
動植物油類
- ヨウ素価が大きい乾性油(アマニ油・キリ油)ほど酸化しやすく、しみた布が自然発火することがある。
- 不乾性油:ヤシ油・オリーブ油・ツバキ油。
火災予防
- 火気を近づけない。容器は密栓して冷暗所へ。液体が膨張するので空間を少し残す。
- 蒸気は低い所にたまるので、低い所の換気をする。
- 流速を遅くし、接地して静電気を逃がす。
- 空のタンクにも蒸気が残る。修理の前に可燃性蒸気を完全に除く。
- 灯油にガソリンが混ざると引火しやすくなる。
消火
第4類の火災は窒息消火が基本:泡・二酸化炭素・粉末・ハロゲン化物・霧状の強化液。
棒状の水・棒状の強化液はだめ(燃えた液体が水に浮いて広がる)。
棒状の水・棒状の強化液はだめ(燃えた液体が水に浮いて広がる)。
水溶性の液体(アルコール・アセトン・アセトアルデヒドなど)には、普通の泡は溶けて消えるので水溶性液体用の泡(耐アルコール泡)を使う。