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乙4の語呂合わせ・覚え方|指定数量・保安距離・引火点ほか

資格3分 編集部|2026年11月8日 更新

この記事の使い方:語呂は「思い出すきっかけ」です。まず表で正しい数字を確認し、語呂で引き出せるようにしてから、問題を解いて定着させます。語呂だけ覚えて問題を解かないと、本番で数字の取りちがえが起きやすくなります。ここで紹介する語呂はすべて資格3分 編集部のオリジナルです。

乙4でいちばん点数に直結するのは法令の数字です。15問中9問以上が必要な科目で、指定数量や距離、期限などの数字がくり返し問われます。覚えたらすぐに無料ドリルで確かめてみてください。

覚えたらドリルで確かめる

指定数量:「ゴニョ、千・二千・六千・万」

品名非水溶性水溶性
特殊引火物50L
第1石油類200L400L
アルコール類400L
第2石油類1,000L2,000L
第3石油類2,000L4,000L
第4石油類6,000L
動植物油類10,000L
語呂:「ゴニョ、千・二千・六千・万」
ゴ(50)・ニ(200)・ョ=ヨン(400)で、特殊引火物・第1石油類・アルコール類。
千(1,000)・二千(2,000)・六千(6,000)・万(10,000)で、第2石油類・第3石油類・第4石油類・動植物油類。
そして「水に溶けたら2倍」:第1〜第3石油類の水溶性は、非水溶性の2倍。

指定数量は倍数の計算でも使います。倍数=貯蔵量÷指定数量を品名ごとに出して足すだけです。たとえばガソリン(第1石油類・非水溶性)400Lと灯油(第2石油類・非水溶性)1,000Lなら、2+1=3倍です。

品名の引火点の境目:「にいちゃん・なな・にひゃく・にごー」

品名引火点(1気圧)
第1石油類21℃未満
第2石油類21℃以上70℃未満
第3石油類70℃以上200℃未満
第4石油類200℃以上250℃未満
動植物油類250℃未満
語呂:「にいちゃん・なな・にひゃく・にごー」
にい(21)→なな(70)→にひゃく(200)→にごー(250)の順に、第1→第2→第3→第4石油類の境目が上がっていきます。

特殊引火物は別のルールです。「百発マイナス二十、四十で沸く」と覚えましょう。発火点が100℃以下、または引火点が−20℃以下で沸点が40℃以下のものが特殊引火物です。

保安距離:「住人さんご」

相手の建物など保安距離
一般の住居10m以上
高圧ガスの施設20m以上
学校・病院・劇場など30m以上
重要文化財など50m以上
語呂:「住人(じゅう・にん)さんご」
住(じゅう=10m)住居、人(に=20m)高圧ガス、さん(30m)学校・病院、ご(50m)文化財。
守る相手が「大切なものほど遠く」と考えると、順番も覚えやすくなります。

保安距離が必要なのは、製造所・屋内貯蔵所・屋外貯蔵所・屋外タンク貯蔵所・一般取扱所。給油取扱所(ガソリンスタンド)には必要ありません。

手続きの期限:「借りは10日で返す、変えるなら10日前に言う」

手続き相手期限
仮貯蔵・仮取扱い消防長・消防署長の承認10日以内
品名・数量・指定数量の倍数の変更市町村長等へ届出変更の10日前まで
譲渡・引渡し、用途の廃止、保安監督者の選任・解任市町村長等へ届出遅滞なく
語呂:「借り(仮)は10日で返す」…仮貯蔵・仮取扱いは10日以内。
「変えるなら10日前に言う」…品名や数量の変更は10日前までに届出。
どちらも「10日」ですが、「以内」と「前まで」の違いがよく問われます。

免状まわりの数字:「写真10年、見つけて10日、命令1年、罰金2年」

語呂:「写真10年、見つけて10日、命令1年、罰金2年」
リズムで口に出して覚えるのがおすすめです。

そのほか、保安講習は原則3年以内ごと、危険物保安監督者になるには乙種以上で実務経験6か月以上。「講習サン(3)、監督ロク(6)」とセットで覚えましょう。

定期点検:「点検はイチ、記録はサン」

定期点検は1年に1回以上、点検の記録は原則3年保存です。「点検はイチ(1年に1回)、記録はサン(3年)」と覚えます。

運搬容器の収納率:「液はクッパ、固はキューゴー」

運搬容器には、温度が上がって中身がふくらんでも漏れないように空間を残します。液体は内容積の98%以下(55℃で漏れない空間を残す)、固体は95%以下です。「液はクッパ(98)、固はキューゴー(95)」。

混載:「夜にサンゴ」

第4類の危険物と一緒に運べる(混載できる)のは、第2類・第3類・第5類です。第1類・第6類とは混載できません。

語呂:「夜(よ=4)に(2)サン(3)ゴ(5)」
4類は、2類・3類・5類となら同じ車に積める。

消火設備の第1種〜第5種:「扇子で泡を大小あおぐ」

区分主な設備
第1種屋内・屋外消火栓設備
第2種スプリンクラー設備
第3種泡・二酸化炭素・粉末などの固定式の消火設備
第4種大型消火器
第5種小型消火器・乾燥砂・水バケツなど
語呂:「扇子(せん・す)で泡(あわ)を大小(だい・しょう)あおぐ」
せん=消火栓(第1種)、す=スプリンクラー(第2種)、泡=泡などの固定設備(第3種)、大=大型消火器(第4種)、小=小型消火器(第5種)。

掲示板と標識の色:「火は赤、水は青、ローリーは夜に黄色」

燃焼の三要素:「火山(か・さん)、点」

燃えるのに必要なのは、可燃物・酸素供給源・点火源の3つです。頭文字をとって「火山(か・さん)、点」。1つでも欠ければ燃えません。消火はこの考え方の逆で、点火源の熱を奪う「冷却」、酸素を断つ「窒息」、燃える物を取り除く「除去」があり、さらに燃焼の連鎖反応を止める「抑制」があります。

第4類の火災は、液体が水に浮いて広がるので棒状の水はだめ。泡・二酸化炭素・粉末などで窒息消火が基本です。くわしくは物理・化学の要点まとめへ。

水に溶ける第4類:「アアア、すぐ溶ける」

第4類の多くは水に溶けませんが、例外がよく出ます。代表的なのはアルコール類・アセトン・アセトアルデヒド・酢酸・グリセリンです。

語呂:「アアア、す(酢酸)ぐ(グリセリン)溶ける」
ア=アルコール類、ア=アセトン、ア=アセトアルデヒド、す=酢酸、ぐ=グリセリン。
水に溶ける液体の火災には、普通の泡ではなく水溶性液体用の泡を使います。

引火点の低い順:「絵画に阿部とメエ」

主な物質の引火点を低い順に並べると、ジエチルエーテル(約−45℃)→ガソリン(−40℃以下)→二硫化炭素(−30℃以下)→アセトン(約−20℃)→ベンゼン(約−11℃)→トルエン(約4℃)→メタノール(約11℃)→エタノール(約13℃)です。

語呂:「絵(エーテル)画(ガソリン)に(二硫化炭素)、阿(アセトン)部(ベンゼン)と(トルエン)メ(メタノール)エ(エタノール)」

引火点の数値は代表値で、資料によって多少ちがいます。試験では「どちらが低いか」の比較で問われることが多いので、順番を押さえておけば対応できます。物質ごとの性質は性質・消火の要点まとめで確認してください。

語呂を定着させるコツ

  1. 声に出す:語呂はリズムで覚えるもの。通勤中なら心の中でくり返すだけでも効果があります。
  2. すぐ問題で使う:覚えた日のうちに、その数字が出る問題を解きます。
  3. まちがえたら表に戻る:語呂を思い出せても、どの品名の数字かを取りちがえることがあります。表で確認し直しましょう。

勉強全体の進め方は乙4の勉強法、法令の全体像は法令の要点まとめでどうぞ。

乙4ドリルで覚えたか確かめる

語呂合わせは資格3分 編集部のオリジナルです。数字の根拠:e-Gov法令検索「消防法」(別表第一)、「危険物の規制に関する政令」(別表第三・第9条ほか)、「危険物の規制に関する規則」。法令は改正されることがあるので、最新の内容は法令の原文や消防試験研究センターで確認してください。2026年11月8日に確認。